売れてない芸人のちょっとした物語

売れてない芸人の人生についてちょっとしたお話

転落 全部成長期のせいだ

27歳芸人です。

全くもって売れてません。

今は雨に打たれてビショビショな上に、売れてません。


今日は中学生からの僕の転落について書いていこうと思います。

僕は正直、小学生まで無敵でした。

足が速い×転校生+小さくてかわいい=僕でした。

勉強だって出来ました。

空気も読めました。

小6でクラスで一番バレンタインのチョコレートをもらいました。本当です。

わざわざ学校が終わってから家に届けに来た女の子までいました。本当です。信じてください。


しかし、中学校に進学した僕。

それは、初めて僕が転校生という武器を失い、ありのままの僕として学校に挑んだ経験でした。

当然、わざわざ僕に話しかけにくる人はいないのです。

僕のフィーバーは終わりました。

そして、さらに恐れていた事態が起きました。

そうです。成長期が始まりました。

僕は相変わらず140cmとか150cmくらいしか無かったのに、みんなすくすくと大きくなり、凛々しくなり、大人になっていきました。

僕は顔が伸びました。

ビックリしました。顔だけ伸びたのです。

足も短いままです。

そんな成長期があるなんて聞いてなかった。

僕は足の早さも、かわいさも失いました。

完全にただの陰キャラになってしまったのです。


僕が大学生や大人になって、合コンや街コンなどにいくと、反省会で周りの男友達に「お前はイケてないのに、何でそんなに二枚目の空気感をまとっているんだ」と言われます。理由は簡単です。

僕が小学生まで鬼モテだったからです。

人間の言語機能は8歳までの経験で決まるなんてよく言われます。

モテに対する認識機能もきっとそうなのだと思います。

僕は自分をモテる側の人間だと認識したまま、成長をとげ、心と体が別々のものと成り果てました。


ここから怒濤のイケてない学生生活がはじまるのです。。。