売れてない芸人のちょっとした物語

売れてない芸人の人生についてちょっとしたお話

冤罪

27歳芸人です。

全くもって売れてません。。。


ついに、バイト先で浮いた存在になりました。

きっと嫌われたりとかしてないとは思うんです。

皆さんも学生時代とかにバイトしてたときにいませんでしたか?

この人ずっとバイト先にいるけど、この人は普段何してるんだろう?って人。

それです。それが今の僕です。

何となくみんな気を使ってくれてる感じが逆につらいですねー

あのときのあの人もこんな気持ちだったのかな


そんなわけで高校生の僕。

マリオカートのスタートダッシュミスのような嫌なスタートをきりましたが、ここから僕は奇跡の成り上がりを果たすのです。


クラスの一軍の男子に気に入られました!

やりました!

Hくん率いるHの会(男7人グループ)に入りました!

(このHくんとは大学も一緒になるのは、まだ先の話。)

きっかけは漫画の話から。

イケてるやつもイケてないやつも漫画は読むんですよ。ありがとう、銀魂。

遠足もHの会のメンバーも同じグループになり、行きのバス三時間なぜか一回も自分の席に座れず立ちっぱなしでした。

それでも、楽しかった。


しかし、ここでもある事件が、、、

文化祭で女子グループからこのHの会が目をつけられました。

当時は思春期真っ盛りの我々。

目立ちたかったのかなー


文化祭の準備中に悪ふざけをして僕の名前がついた◯◯席というクラスの椅子を全部重ねたオブジェを作りました。

僕がいないときに。


そして、女子グループから直々にメールリストでクラス全体に注意の連絡が入るのです。

そこでHくんがすかさず、だまれ!とメールを返しました。


終わりました。

なぜかHくんと僕が嫌われました。

おかしくないですか?

僕勝手に名前使われただけですよ。

僕の夢描いていた青春は失われました。

こういうこと多いんです。

巻き込まれて主犯にされるんです。

高校3年間で女の子と楽しい思い出がないのはこのせいです。

今考えてもおかしいですわ。


さぁひきつづきイケてない高校生活は続きます。

駐車場の神様爆誕。

27歳芸人です。

全くもって売れてません。。。

日本沈没が面白いですね。


男女の友情って難しいと僕は思うんです。

でも、全然成り立つって言う人もいますよね。

男の子からしたら最初はそのつもりなくても、好きになっちゃうことってあるんですよね。僕は女友達いないからその気持ちもわからないんですけど。

だから、いつものように男女の友情って成り立つって言ってきた女の子に、「両方ブスで恋心なんて全く芽生えないような状態なら成り立つかもな」って言ってやったんですよ。

いや、とんでもない空気になりまして、、、

どうも僕の男女の友情が成り立たない理由は別にあったみたいですね。


そんなことはさておき、僕は高校生になりました。

中学生で転落し始めた僕。

高校デビューこそ!と思ってした自己紹介がボケてるでもなく、普通でもない絶妙な気持ち悪さを発揮して、またしても大失敗。

入学して二ヶ月間の家での口癖が、「友達ができない」になってしまいました。

転校生フィルター無しの僕のなんと魅力のないことか。。。


そんな中、またしても悲しい事件が、、、

ある日昼休みにトイレに行って、自分の席に戻ってきたら、自分の席に話したことのないクラスメイトが座っていたのです。(ほぼ誰も話したことなんてなかったのですが、、、)

ごめんと一言言って席を返してもらえば良かったのですが、そんなことも言えない小心者の僕は、お弁当をもって教室を出ます。

そのまま何を思ったのか、学校も出ます。


お弁当片手に外に出た僕。

よくわからないまま、知らない駐車場にたどり着きそこでご飯を食べ始めたのです。

あの日ほど味のしない卵焼きはありませんでした。


その次の日からも、俺は他のクラスの友達とご飯を食べてるからというフリをするために、毎日駐車場でご飯を食べるようになります。


僕の思っていた高校デビューとは違う。

まさかの駐車場飯デビュー。

なにこれ?

誰も僕のことなんて気にしてないって分かってても、何となく他の人に見られてる気がして、元のように自分の席でご飯すら食べられない。自分の席で昼ごはんを食べるのって当然じゃないんですよ、みなさん。


駐車場の神様になってしまった僕がここから奇跡の巻き返しをかけるのですが、その話はまた今度。

境界線

27歳芸人です。

全くもって売れてません。

久しぶりにばかうけを食べると美味しいですね


マックシェイクってストローの太さが女性の乳首に合わせて作られてて、人間が潜在的に飲みたくなるようになってるっていう秘密って知ってますか?

とても工夫されててすごいことだと言われてるんですけど、これほんとにすごいのは、開発会議とかで「女性の乳首の太さに合わせて作りませんか?」って勇気ある発言をした人ですよね。

とんでもない勇気だと思います。


さて僕はというと、いじられキャラになっていった中で、女の子から先生にいじめられているという報告をされます。

現に、いじられ方もエスカレートしていって、いじめに近いものもあったのかもしれません。


いじめといじりってほんとに境界線が難しいですよね。

お笑い番組とかのいじりもいじめを助長してるんじゃないかと問題にされることもありますね。

僕は、本人が嫌がってるかどうかで境界線が決まるんじゃないかとずっと思っていたんですけど、今、考えてて、周りが見ていてどう思うかとかもとても大事なことなのかもって思いました。


ただ、僕はわりといじめてた側とされた人たちとも仲良くしてるつもりでいました。

いじられて面白いことをしているとも。


しかし、女の子たちが先生に報告をして何日かしたあと、両親からそのようなこと(いじめに近いこと)が本当に学校であったのか、僕に聞いてきました。

なぜかあのとき、僕はいじめられているつもりはなかったのに、いじめられているように親に伝えてしまいました。

変な空気の読み方をしてしまったような、、、そんなことされてないって言いづらかったんですよね、、、

いや、もしかしたら、本当はそのときのいじられ方が嫌だったのかも。


それをうけ、報告を受けた先生たちがいじめてた側とされた人たちを職員室に呼び出して、僕の家に謝らせに行きました。

その日は実は、その人たちと遊ぶ約束をしていて、僕の家にゲームをしに来るはずだったのですが、全く違う理由で家に来ました。

あのときのみんなの顔は忘れられないなぁ。


面白いことをするって難しいって考えさせられる僕のなかでの事件でした。


そのあとも別に仲が悪くなることなくその人たちともある程度仲良く中学校生活を過ごし、学業優秀だった僕は、高校受験をなんと全勝し(5校受けて5校受かった。俺すごいやん。)、偏差値70越えの高校に進学します。


さぁ、芸人を目指すきっかけとなる高校時代編が始まります。