売れてない芸人のちょっとした物語

売れてない芸人の人生についてちょっとしたお話

伝説のノート~学年最強の変態へ~

27歳芸人です。

全くもって売れてません。。。

今はなんとディズニーランドに向かっています。


新宿駅で出前館の広告をみました。

ヒカキンとはじめしゃちょーが出前館の送料が無料になって驚いている広告でした。

お前ら送料なんて気にしないでいいくらいお金持っとるやろ

何をそんなに驚くことがあるねん


そんなこんなで陰キャラとしての扉を開いた中学生の僕です。

僕は、セ◯レ事件以来、扱われ方が変わっていきました。

何かといじられるようになります。

しかし、僕にも要因はあります。


とってもとっても真面目に生きてきた僕。

小学生の時には男女六人で遊んでいたときに、ピンポンダッシュをする流れになりました。

それを僕は、そんなことをするのは良くないよと本気で止めました。

それ以来、その集団には呼ばれなくなりました。

それくらい真面目だったのです。


そんな真面目な僕ですから、勉強も出来ました。

中学生の保健体育のテストでのことです。

その頃の保健体育って性器とかを真面目に勉強するんですよね。

僕は、テストでいい点を取るために、ノートに性器の絵を描いて、オレンジペンで名前を書き、赤下敷きで必死に勉強しました。

そして、学年で圧倒的トップの点数を叩き出しました。

僕には、学年で一番エロいという称号が与えられました。

いや、なんでだよ!一番真面目なだけだろ。

テスト対策性器ノートをみんなに見られたのがまずかった。あの絵は流石に。。。


そして、僕へのいじりは解禁され、最初は変態いじりから、徐々に服を脱がされたり、なんやらかんやらとやられているうちに、女の子が、僕がいじめられていると先生に報告します。


これもまた一つ僕の心に残っている事件の一つとなるのですが、その話はまた今度。

セ◯レって知ってる?ってなんだよ

27歳芸人です。

全くもって売れてません。。。

今はフリーエントリーのライブに向かっています。


売れてない芸人が出るライブって、皆さん知らない方もおられるんですが、芸人がお金を払って出るんですよ!

お金を払って、スベって帰ってる日なんて、もう意味がわからないですよね。

ハードなSMプレイですよ、これ。


そんなわけで中学生になった僕は、遂にイケてない側としてのデビューを果たします。

今でも忘れられない決定的な出来事があります。

それは、クラスのイケイケの女の子と男の子の集団がにやにやとしながら、僕に近づいてきて、急に、「セフレって知ってる?」って聞いてきたことです。

僕は知らなかったので、「知らないよ。なにそれ?」と答えました。

知らなかったんですね。かわいいとこあるやんけ。

それを聞くと、その集団は「なんでもない笑笑」とだけ言ってまた、にやにやしながら去っていきました。

あれは、美術の授業の時間だったと思います。


10年以上たった今でもこの記憶は鮮明なんですよね。


明らかに


あいつは知らないんじゃね?

おい、お前聞いてみろよ。

やだよー、なんで私がー

いいじゃん、聞けってー!

しょうがないなー、ねぇ、◯◯君


の流れで聞きにきてるじゃないですか

これは、僕のなかで決定的に陰キャラになった瞬間なんですよね。

てか、なんで美術の授業中なんだよ。

あのときの、にやにや顔は一生忘れません。


そして、僕はついにここからいじられキャラとしての片鱗を見せはじめるのです。

転落 全部成長期のせいだ

27歳芸人です。

全くもって売れてません。

今は雨に打たれてビショビショな上に、売れてません。


今日は中学生からの僕の転落について書いていこうと思います。

僕は正直、小学生まで無敵でした。

足が速い×転校生+小さくてかわいい=僕でした。

勉強だって出来ました。

空気も読めました。

小6でクラスで一番バレンタインのチョコレートをもらいました。本当です。

わざわざ学校が終わってから家に届けに来た女の子までいました。本当です。信じてください。


しかし、中学校に進学した僕。

それは、初めて僕が転校生という武器を失い、ありのままの僕として学校に挑んだ経験でした。

当然、わざわざ僕に話しかけにくる人はいないのです。

僕のフィーバーは終わりました。

そして、さらに恐れていた事態が起きました。

そうです。成長期が始まりました。

僕は相変わらず140cmとか150cmくらいしか無かったのに、みんなすくすくと大きくなり、凛々しくなり、大人になっていきました。

僕は顔が伸びました。

ビックリしました。顔だけ伸びたのです。

足も短いままです。

そんな成長期があるなんて聞いてなかった。

僕は足の早さも、かわいさも失いました。

完全にただの陰キャラになってしまったのです。


僕が大学生や大人になって、合コンや街コンなどにいくと、反省会で周りの男友達に「お前はイケてないのに、何でそんなに二枚目の空気感をまとっているんだ」と言われます。理由は簡単です。

僕が小学生まで鬼モテだったからです。

人間の言語機能は8歳までの経験で決まるなんてよく言われます。

モテに対する認識機能もきっとそうなのだと思います。

僕は自分をモテる側の人間だと認識したまま、成長をとげ、心と体が別々のものと成り果てました。


ここから怒濤のイケてない学生生活がはじまるのです。。。